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2008年12月24日(水) 03時04分

新型インフル、「対策ある」市区町村は6%読売新聞

 新型インフルエンザの発生に備え、行動計画を策定したり、対応訓練を実施したりしている市区町村が、それぞれ全体の6%しかないことが23日、厚生労働省研究班の調査でわかった。

 発生時の初動部隊となる医療機関や救急・消防との協力体制を整えている自治体も2割前後にとどまっており、危機感の薄さが浮き彫りになった。

 調査は今年8月、全国1787市町村と東京23区を対象にアンケート方式で実施。全体の7割近い1188自治体が回答した。

 その結果、新型インフル発生時の対応を定めた行動計画があると回答したのは68自治体、訓練を実施したことがあるとの回答も74自治体で、いずれも6%前後に低迷。行動計画は「作成中」との回答が12%あったが、作成する予定さえない自治体が65%を占めた。

 医療機関との協力体制については、「あり」と回答した自治体が11%、「ややあり」を合わせても22%。救急・消防との協力は計24%、早期発見と被害拡大の防止に欠かせないウイルス検査機関との協力体制も計15%にとどまった。対策が進まない理由は「自治体のすべきことが分からない」が36%で最も多く、「国の対策が分かりにくい」(19%)、「予算がない」(15%)が続いた。役所内の関心が低いとの回答も11%あった。

 政府は2005年に国の行動計画を決定。その後、国の要請で都道府県レベルでも策定が進んだが、市区町村については、各自治体の対応に任されていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081224-00000002-yom-sci