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2008年12月24日(水) 02時06分

<イラク派兵差止訴訟>原告ら、名古屋で集会毎日新聞

 名古屋高裁が4月、イラクでの航空自衛隊による多国籍軍兵士の輸送を違憲と判断した訴訟の原告らが23日、名古屋市内で集会を開いた。「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」の池住義憲代表(64)が、「今日を違憲判決でイラクから自衛隊を撤収させた日として歴史に残していきましょう」とあいさつすると、全国から集まった約200人が拍手を送った。

 集会には、弁護団や支援者、他県で同様の訴訟を起こした原告らも参加。訴訟の経緯を振り返った後、フリージャーナリストの西谷文和さんが米軍の劣化ウラン弾によるとみられる健康被害などイラクの現状を報告した。

 訴訟の会は判決後、全国で約300回の報告会を開いてきた。弁護団事務局長の川口創弁護士は「今後、イラクに無関心になってはいけない」などと話した。【秋山信一】

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