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2008年12月24日(水) 02時01分

<空自>「汗流し貢献した」イラク支援部隊帰国毎日新聞

 イラク復興特別措置法に基づく支援物資の輸送などにあたるため、クウェートに派遣されていた航空自衛隊の要員約140人が23日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に政府専用機で帰国した。これで撤収業務のため来年3月までに帰国する約130人を除き全員が帰国。03年12月の先遣隊派遣以来、5年にわたって続いた空自の支援活動は終了する。

 帰国したのは8月に派遣された第16期イラク復興支援派遣輸送航空隊(司令・北村靖二1佐)。クウェートとイラク間で、医療物資や米軍など多国籍軍人員を空輸する業務に従事した。空自小牧基地(同県小牧市)で記者会見した北村1佐は「一人の犠牲もなく、1機の損失もなく帰国できたことがうれしい。国際社会が一丸となって支援活動を行う中、隊員は汗を流して貢献した」と振り返った。

 空港には家族や基地の同僚ら約590人が出迎え、隊員は家族との再会を喜んでいた。

 空自は最終的に821回の飛行で約4万6500人、約673トンの物資を輸送した。【浜名晋一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081224-00000004-mai-soci