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2008年12月24日(水) 23時13分

<いすゞ>「雇い続けない」姿勢変わらず 労組、団交を継続毎日新聞

 いすゞ自動車の栃木・藤沢工場の期間従業員や派遣社員らで組織する全日本金属情報機器労働組合(JMIU)いすゞ自動車支部は24日、会社側との団体交渉に臨んだ。会社側から期間従業員の解雇撤回の説明を受けたが、同支部は団交終了後、「給料を一部補償して退職か休業かを迫る内容で、希望退職を募っているもの。『雇い続けない』という根本的な姿勢は変わっていない」と団体交渉を継続する方針を示した。

 また派遣社員についても「懸命に働いてきた同じ仲間。解雇撤回を求め続ける」と話した。派遣社員で団交に参加した平谷君高さん(43)は「やっている仕事は同じなのに区別するのはおかしい」と憤りを見せた。

 会社側は26日までに給料の一部が補償される労働解約の合意に応じるか迫っており、松本浩利委員長は「とても間に合わず、無謀」と批判した。【町田徳丈】

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