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2008年12月24日(水) 21時24分

五女に腐敗水点滴 同居の義父「信じられない」産経新聞

 「五女をかわいがっていたし、まったく信じられない」。逮捕された女と同居していた義父(73)は、驚きを隠せない様子で話した。

 女は、関市内で6人暮らしをしていたが、五女の転院に伴い、夫と長女、義父母を置いて京都市内の病院の付き添い者向け施設で生活していた。

 関市によると、次女は平成13年に岐阜大付属病院で亡くなり、同年から18年にかけて三女=当時(2)、四女=当時生後9カ月=が相次いで死亡。死因に不審な点はなかったとして、病死と診断されていた。

 一方、女は次女が死亡した平成13年以降、3人の子供を対象にした市の定期検診について「子供に何かうつったら困る」と受診させることを拒んでいたという。集団検診には参加せず、個人的に検診を依頼。市の担当者は「珍しいケースだったので記録が残っていた」と話す。

 岐阜県中濃子ども相談センター(児童相談所)によると、これまで児童虐待が疑われたことはなかったといい、同センターでは22日夕に京大病院から通報を受けて、初めて問題を把握したという。石田公一所長は「代理ミュンヒハウゼン症候群であればあまりないケース。子供の回復を待ちながら父親と対応を検討したい」と話した。

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