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2008年12月24日(水) 21時24分

スタメンと控え…対照的な双子選手一区切り 高校選抜バスケ産経新聞

 91−106で藤枝明誠(静岡)に敗れた正智深谷(埼玉)。成田監督は「お手上げでした」とうつむいた。

 第1クオーターに16点のリードを奪われたものの第3クオーターで一時は逆転。だが成田監督が長所として挙げた「リバウンド、ルーズボールを取る姿勢」があまり見られず、ポイントゲッターの大久保亮も不発。「あいつのシュートがもっと入っていれば」と監督は唇をかんだ。

 チームには亮の双子の兄・裕平もいる。高校1年時のインターハイ出場時間はほぼ一緒。「体格も変わらない。ライバルだと思ってました」と亮は当時を振り返る。

 明暗が分かれたのは高校の新人戦。連日の猛練習に裕平の腰が悲鳴を上げた。亮が「見ていられなかった」というほど激痛にのたうち回り2カ月間入院。本格復帰したのは高校2年の夏だった。

 長期離脱が響き控えとなった兄とスタメンとなった弟。対照的な2人はこの日試合終了の瞬間をともにコートで迎え、高校での競技生活の幕を閉じた。(西川貴清)

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