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2008年12月24日(水) 16時35分

特別会計歳出は355兆円=情報開示は道半ば−09年度予算時事通信

 24日閣議決定された2009年度予算案で、21ある特別会計の歳出総額は前年度比3.6%減の355兆円となった。一般会計(88.5兆円)の4倍超に達し、特会間の重複計上を除いた純計ベースでは5.0%減の169兆円。特会に対しては「霞が関埋蔵金」といった批判も根強い中、一般会計ほどきめ細かい情報開示は行われておらず、改革に向けた課題は依然として多いのが実情だ。
 歳入総額は5.9%減の371兆円。積立金などに充てるため、あらかじめ剰余金の発生を見込む特会もある。このため、歳出を16兆円上回るが、積立金(07年度末で198兆円)への繰入額や来年度末の残高見通しなどは明らかにしていない。 

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