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2008年12月23日(火) 10時03分

動物ものまね江戸家小猫が4代目猫八襲名日刊スポーツ

 動物のものまねで知られる江戸家小猫(59)が来年秋に4代目江戸家猫八(えどや・ねこはち)を襲名することが22日、分かった。来年1月にも正式発表される予定。
 小猫の父親である3代目江戸家猫八は動物ものまねの第一人者だった。寄席で色物(寄席における落語、講談以外の芸)として異例のトリをとり、「お笑い三人組」の八ちゃん役や「鬼平犯科帳」の相模の彦十役など俳優としても活躍した。01年に80歳で亡くなり、直後から小猫に襲名を勧める声もあったが、小猫は「猫八の名は父の名として永遠に残したい」と積極的ではなかった。しかし、来年に小猫も60歳還暦を迎えること、父が取材で「88歳になったら江戸家八十八(やそはち)になって、小猫に猫八を継いでもらう」と話していた記事を見つけ、父が存命なら来年で88歳になることが襲名に向けて後押しした。
 小猫は18歳で父猫八に弟子入りし、04年には芸術祭優秀賞を受賞した。祖父が初代猫八で、妹も江戸家まねき猫として活動している。所属する落語協会(鈴々舎馬風会長)や席亭の了承を得て襲名が決まったもので、来年11月に鈴本演芸場、末広亭などで色物としては初めて襲名披露興行を予定しているほか、全国ツアーも計画されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000007-nks-ent