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2008年12月23日(火) 13時01分

不正表示:船橋の米販売業者に、県が業務改善を指示 /千葉毎日新聞

 他品種の米を混ぜた米を「コシヒカリ100%」と表示して販売したなどとして、県は22日、船橋市高根台の精米卸売業者「高政」(高橋政敏社長)に対し、JAS(日本農林規格)法に基づき業務改善を指示した。
 県安全農業推進課によると、今年9月、同社が「平成19年産県産コシヒカリ100%」などと表示、販売した袋詰め精米を関東農政局千葉農政事務所がDNA鑑定したところ、「あきたこまち」など他品種が約20%混入していることが判明。県が調査していた。
 その結果、同社が6月11日〜10月31日に一般の消費者向けに販売した「県産コシヒカリ100%」と表示された袋詰め精米「コシヒカリ」、「新潟米コシヒカリ」計3万5689キロに、他品種の米を混入させていたことがわかった。また、同じ期間に「ふさおとめ100%」などと表示していた「ふさおとめ」、「あきたこまち」計4130キロにも、品種などの検査をしていない米を混入していた。
 同社は県の調査に対し、「法律をよく知らなかった。お客を喜ばせようと約40年前からやっている」と話している。不適正表示米による売り上げは約1400万円にのぼるとみられる。【神足俊輔】

12月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000052-mailo-l12