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2008年12月23日(火) 09時59分

6園が未改善 滑り台事故中国新聞

 廿日市市の私立幼稚園で11月、滑り台に掛かった上着で首が絞まり、女児=当時(3)=が死亡した事故で、突起など衣服が引っかかりやすい構造の滑り台がある県内の私立幼稚園は24園で、このうち6園では改善策がとられていなかったことが22日、広島県の調査で分かった。県は同日、6園にあらためて安全確保の徹底を通知した。

 今月上旬、県内のすべての私立の幼稚園205園と小学校7校を対象に調べた。24園のうち、18園は突起をなくす改修をしたり、園児が遊ぶ時間に教員の配置をするなどしていた。このうち滑り台の設置から30年前後がたち、老朽化が進んでいる2園は「撤去する」と答えたが、6園は対応をしていなかった。

 県学事課は「いまだに遊具の安全確保が講じられていない園には改善策を取り、再度報告をするよう求めている」としている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812230026.html