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2008年12月23日(火) 16時36分

高校生内定率低下 山口労局中国新聞

 山口労働局のまとめでは、来春卒業予定の県内高校生の就職内定率は11月末時点で83.8%と、前年同期を3.5ポイント下回った。過去10年では昨年に続き2番目に高い水準だが、同労働局は「今後は求人の自然増は期待できず、企業への働きかけが必要になる」と、就職状況悪化を懸念している。

 来年3月卒業予定の1万2287人のうち、就職希望者は前年同期比3.1%減の3539人。県内就職希望者数も同3.7%減の2860人だった。求人数は9390人で、11.7%減少。女子学生向け職業の落ち込みが目立つ。

 内定率は9月末時点では60.2%と、前年を1.3ポイント上回っていた。しかし、秋以降の国内景気の冷え込みが直撃。10月は77.7%と3.7ポイント下回った。同局は「一度出した高校生向け募集は取り消さない慣習があり内定率は持ちこたえているが、今後は求人そのものが出なくなる可能性がある」と懸念する。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812230032.html