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2008年12月23日(火) 16時36分

帝釈小児童が野鳥に餌掛け中国新聞

 餌が少ない冬を乗り越えてもらおうと、野鳥のための餌掛けが、庄原市東城町の帝釈小の「鳥たちの森」で始まった。3月まで続けられる。

 「鳥たちの森」は、校舎北側に広がる約3000平方メートルのカラマツ林。児童14人は保護者らと、牛の脂身や家で栽培したヒマワリの種子、トウモロコシを木の枝に掛けたり、餌箱に置いたりした。

 「鳥たちの森」に集まる野鳥はミヤマホオジロやヤマガラなど約20種類。愛鳥委員長の6年田辺健太君(11)は「もっと多くの鳥たちが来てくれたらいいな」と話していた。餌掛けは記録的な豪雪だった1963年、野鳥の餓死が相次いだため、児童たちが野鳥を守るために始めた。

【写真説明】木を傾けて枝にトウモロコシをかける子どもたち

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812230228.html