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2008年12月23日(火) 16時36分

錦にIターン、みそ造り交流中国新聞

 15年前、岩国市錦町大野にIターンで移り住んだ農業岡本雅彦さん(56)が、初めて町特産の「キクちゃんみそ」造りに挑戦した。地元の農産加工グループが指導。味な交流が広がっている。

 地元の農産加工所で錦清流グループの指導を受けた。岡本さんの田んぼで収穫した新米約30キロを使い、原料の米こうじと、蒸してすりつぶした大豆を混ぜ合わせて丸め、たるに仕込むまでの作業をした。スピードと力がいるみそ造り。米に大豆をすり込むように練り混ぜる作業に一番力がいる。岡本さんは来年出来上がるみその味を想像し力を込める。

 グループ代表の藤井キクエさん(78)は「若い人たちがみその味を覚えてくれるのは大歓迎」と、みその味の広がりを喜ぶ。みそ造りは来年3月まで続き、7月には濃厚な味と香りが自慢のみそが出来上がる。

【写真説明】錦清流グループのメンバーとみそ造りに励む岡本さん夫妻(手前)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812230011.html