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2008年12月23日(火) 23時46分

WBC戦で暴力団全面排除 初の試み問題なし産経新聞

 プロボクシングWBCフライ級王者の内藤大助選手(34)に山口真吾選手(29)が挑戦した23日のタイトルマッチで、主催者側が暴力団の全面排除を決めたことを受け、警視庁は会場の両国国技館(東京都墨田区)周辺で暴力団関係者の来場に目を光らせた。

 今回のタイトルマッチで主催者側はボクシング興行で初の試みとして、チケットに「暴力団関係者のご入場はお断りします」と明記し、会場入り口に同様の看板を設置した。

 この日、会場周辺では暴力団対策を担当する組織犯罪対策3課の私服警察官ら約60人が警戒。入場者の中に暴力団組員らがいないかチェックしたが、大きな混乱はなかった。東京都武蔵野市の大谷弘さん(36)は「暴力団がチケットを売っているうわさは聞いたことがあり、不信感があった。こういう動きが全国に広がればよいと思う」と話していた。

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