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2008年12月23日(火) 23時01分

ブッシュ大統領、戦死した米兵遺族を7年間極秘慰問読売新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】22日付の米ワシントン・タイムズ紙は、ブッシュ米大統領とチェイニー副大統領が、イラクやアフガニスタンで戦死した米兵の遺族を慰めたり、戦地で負傷した将兵を勇気づけたりするため、過去7年間にわたり極秘裏に慰問活動を続けていたと報じた。

 同紙によると大統領は、計4000人以上にのぼるイラクとアフガンでの戦死者の遺族全員に対し、弔意を表す自筆の私信を送っていたほか、遺族約500組と負傷した帰還兵約950人に直接面会。副大統領もホワイトハウスをひそかに抜け出し、ワシントン郊外の病院に入院中の帰還兵をしばしば見舞ったほか、何度も公邸に招待したという。

 大統領は同紙に対し、「遺族を癒やすはずが、彼らの強さや家族愛を前に逆に癒やされたこともある」と述べ、自らの決断で多くの将兵を死地に赴かせたことへの複雑な心の内をのぞかせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000041-yom-int