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2008年12月23日(火) 19時33分

給付金分離で修正案検討=自民の同調に期待−民主・菅氏時事通信

 民主党の菅直人代表代行は23日午後、都内で街頭演説し、政府が来年1月5日召集の通常国会冒頭に提出する2008年度第2次補正予算案について、総額2兆円規模の定額給付金を切り離す修正案を提出する方向で検討していることを明らかにした。
 菅氏は定額給付金を「毒まんじゅう」に例え、国民の理解は得られていないと改めて批判。その上で、「1月5日までに『毒まんじゅう』を分離する予算の修正案を用意し、国会に出したい」と述べた。
 菅氏はこの後、記者団に、他の野党との共同提案を目指す考えを強調。また「自民党にも、定額給付を頑張ることで他の対策が遅れるのは望ましくないと思っている人がかなりいる。その人たちの行動を見ていきたい」と述べ、同党内の同調に期待感を示した。 

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