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2008年12月23日(火) 18時31分

<「ブッシュの靴」>注文殺到 トルコの業者が増産へ毎日新聞

 【カイロ高橋宗男】イラク人テレビ記者がブッシュ米大統領に投げつけた靴の「製造元」と主張するトルコの靴メーカー、ベイダン社に世界各地から注文が殺到している。同社は商品名を「ブッシュの靴」と改め、大々的に宣伝を始めるほか、職人100人を雇用し、増産する。

 問題の靴は一般的にオックスフォード・タイプと呼ばれる黒革のひも靴。昨年の販売実績は1万9000足だが、「事件」後はイラクからの12万足を筆頭に英国から9万5000足、米国から1万8000足など計約30万足もの注文が殺到。一躍「世界で最も有名な靴の一つ」になった。

 記者が投げつけた靴について、レバノンや中国、イラクの靴メーカーも「うちの製品」と主張している。しかし、ベイダン社の社長は「自分でデザインし、10年も作り続けてきた。間違えようがない」と話している。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000024-mai-int