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2008年12月22日(月) 07時07分

大量削減撤回など訴え 大分キヤノン前 抗議集会に100人 非正規労働者ら西日本新聞

 大分キヤノンの元請負従業員や、社民党県連合の支持者など約100人が21日、国東市安岐町の同社本社前で抗議集会を開き、明らかになっている約1100人の大量削減の撤回などを訴えた。

 同社の元請負従業員でつくる「労働組合日研総業ユニオン大分キヤノン分会」の会員5人などは「殺すな 請負社員はモノじゃない」と書かれたプラカードを持参。同分会の加藤州平代表(34)は「自分と同じような境遇の人も全国に多い。最後まで戦う」と訴えた。

 集会には、社民党県連合関係者のほか、同党本部の緊急雇用・医療対策本部調査団も参加した。同本部委員の保坂展人衆院議員は「キヤノンには大量人員削減の撤回を強く求める」と主張した。

 また、元請負従業員らは同日夕、大分市内で同党調査団と意見交換会を行った。加藤代表たちは、解雇された経緯や住居問題の現状、現行制度では雇用保険が給付されない非正規労働者が多い状況などを訴えた。

 同党調査団は22日午前に同市内でキヤノン本社役員と会談するが、
加藤代表は「キヤノンに非を認めさせてほしい」と要請した。

=2008/12/22付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000004-nnp-l44