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2008年12月22日(月) 00時00分

ワンセグ大容量録画読売新聞


チューナーとメモリーが一体化しているので便利

 移動端末向けの地上デジタル放送「ワンセグ」は、携帯電話でも視聴できるが、パソコンで視聴する「ワンセグチューナー」は、録画機能が充実している。今回試した「ちょいテレ」は、4ギガ・バイトまでデータを保存でき、録画を持ち運ぶことができる。(木村達矢)

STEP1  「タイムシフト」で再確認

 まずは、視聴・録画ソフトをインストールする。付属のCDの指示に従って簡単に作業できる。本体側にも必要なソフトが入っているので、別のパソコンで視聴する場合も、わざわざCDを持ち歩く必要はない。ソフトを立ち上げ、住所を設定すれば、放送を視聴できる。

 「タイムシフト」機能を使えば、今見ている番組をさかのぼってもう一度確認することもでき、便利だ。

 電波が弱く、画像が乱れる場合は、アンテナの方向を調整したり、付属のコード付きのアンテナを窓の近くに置くなど工夫してみよう。

STEP2  予約ではパソコン起動

 次は録画だ。今見ている番組を録画するには、単に「録画/停止」ボタンを押せばいい。右横画面の「番組表」には、番組一覧が出るので、録画したいものを選べば簡単に予約できる。チャンネルや日時を指定して予約することも可能だ。

 予約した番組が録画されるには、その時間にパソコンが起動していなければならない。録画された番組は、右横の「ビデオ」に一覧が掲載され、見たいものをクリックして再生する。

 もし、ワンセグチューナーが2台あれば、二つの番組を同時に見たり、一方の番組を見ながら、もう一方を録画したりできる。

STEP3  約20時間分を保存

 この製品の最も大きな特長は、大容量のUSBメモリーと一体になっていること。一覧から録画した番組を選択し、「ムーブ」というボタンを押すと、専用ソフトが自動的に起動し、本体のUSBメモリーに記録される。30分番組の容量は約100メガ・バイトで、この製品が備える4ギガ・バイトでは約20時間分録画できる。

 著作権保護のため、録画した番組のコピーは計9回に制限されている。著作権保護機能を持った別売りの機器(カードリーダー)を使えば、携帯電話のメモリーカードなどにも転送でき、通勤時間中に携帯電話で映像を見るといったことも可能になる。

後でゆっくり視聴できる 携帯電話のワンセグ視聴機能に比べ、録画機能が充実。 仕事などで視聴できないときに、好きな番組を録画しておいて、手元のパソコンや携帯電話でゆっくり見ることができる。
USBメモリー一体型

ちょいテレ(DH−KONE4G/U2DS)
 USBメモリー一体型のワンセグチューナー。パソコンで手軽にワンセグが視聴できる。録画した番組を保存して持ち運んだり、携帯電話に転送して楽しめる。パソコンが起動していれば予約録画もできる。デジタルラジオやダビング10規格にも対応。4ギガ・バイトで約20時間分の録画ができる。バッファロー 標準価格1万3600円

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