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2008年12月22日(月) 11時28分

BDレコーダーが本格普及期へ——BCN調査nikkei TRENDYnet

 マーケティング調査のBCN(本社:東京都文京区)が2008年12月19日に発表した「ブルーレイディスク(BD)レコーダーの販売調査」によると、ビデオレコーダー全体の中での販売額比率が12月に入って8割近くに上昇、平均単価も10万円を切った。BDの本格普及期に入ったとみられるという。

 12月第2週(8〜14日)のビデオレコーダー全体に占めるBDレコーダーの販売金額構成比は78.5%で、前年同期の2.4倍。平均単価(税別)も9万2300円と10万円を大きく割り込んだ。また、販売台数ベースでみても構成比は65.7%で、前年同期の3.3倍と大幅に伸びている。1カ月前の11月第2週(10〜16日)の販売金額構成比が68.8%だったことから、年末商戦期に入ってBDレコーダーの販売が急増したといえる。

 HDD容量別の販売構成比は、容量250GBモデルが39.1%、320GBが29.3%、500GBが28.4%、1TBが2.8%で、低価格モデルが市場をけん引した。250GBモデルの平均単価は7万4200円で、従来のDVDレコーダー(250GBモデル)との差額が2万3600円と接近している点も、買い替え需要を後押ししたと考えられるという。

 一方、DVDを含むレコーダー市場全体では金額は2.1%の微増だが、台数では4.4%減だった。全国量販店25社の日次配信データを集計した「BCNランキング」をもとに、市場動向を分析した。(文/鴨沢浅葱=Infostand)

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