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2008年12月22日(月) 23時42分

<雇い止め>65歳でJAL関連会社解雇…雇用継続求め提訴毎日新聞

 日本航空の整備関連会社「JALメンテナンスサービス」(東京都大田区)の元社員、中野康生さん(65)が22日、雇用契約を打ち切られたのは不当だとして、同社に雇用の継続などを求め、東京地裁に提訴した。「会社は就業者の上限年齢を撤廃する方針を掲げていたのに、65歳で雇い止めを強行したのは解雇権の乱用に当たる」と主張している。

 訴えによると、同社は高齢者雇用の会社として82年に設立され、60歳を一応の定年としているものの、70歳を超えて働く人も珍しくなかった。中野さんは00年に入社。65歳になった今年4月から特別嘱託として再雇用されたが、10月末に「期間満了」を理由に雇い止めになった。

 中野さんらは提訴後に会見し「65歳以上の社員が21人雇い止めになった。上限年齢撤廃をなし崩しにする会社にストップをかけたい」と話した。同社は「訴状を受け取っていないのでコメントできない」としている。【銭場裕司】

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