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2008年12月22日(月) 22時23分

<衆院厚生労働委>野党の雇用法案、採決24日に延期毎日新聞

 衆院厚生労働委員会は22日、民主、社民、国民新の野党3党が共同提出した雇用対策関連法案の質疑を行った。自民、公明両党は22日中に法案を採決し、否決する構えだったが、方針を転換。自民党の大島理森国対委員長が民主党の山岡賢次国対委員長に電話し、22日の採決を見送り、24日の委員会と衆院本会議で採決する方針を伝えた。関連法案は与党の反対多数で否決される見通し。

 大島氏は22日、国会内で記者団に対し、採決見送りについて「もう少し審議をしたいとの思いからだ」と説明。雇用不安が広がる中、自民党内にも「強引な採決で、雇用対策に消極的と思われたくない」との声が強まり、党国対も22、24日の2日間かけて審議する方が得策と判断した。【高本耕太】

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