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2008年12月22日(月) 21時54分

学テ不参加の愛知・犬山市教委長を解任、参加可能性高まる読売新聞

 全国学力テストに全国で唯一、2年連続で不参加だった愛知県犬山市教育委員会で22日、不参加の立場をとってきた丹羽俊夫委員長の解任動議が出され、丹羽委員長を除く5人の委員の投票の結果、4対1の賛成多数で解任が可決された。

 丹羽委員長は委員としてとどまるが、4人の委員が解任賛成に回ったことで、来年度の学力テストに参加する可能性が高まった。

 委員会で問題となったのは、丹羽委員長名で19日に文部科学相あてに提出した意見書。全国学力テストの結果公表が序列化や過度な競争を引き起こすとして、児童、生徒の対象者全員ではなく、抽出調査に変更することなどを求めた。

 これに対し、学力テスト参加を主張する委員が「(意見書は)市教委で承認されたものではなく、委員長の越権行為だ」と指摘、解任動議を提出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000059-yom-soci