記事登録
2008年12月22日(月) 21時48分

<経団連>御手洗会長「新雇用促進策打ち出したい」毎日新聞

 日本経団連の御手洗冨士夫会長は22日、経団連の評議員会であいさつし、急速に悪化する雇用情勢について「社会通念上妥当と認められる理由がない限り、(就職)内定取り消しや派遣契約の中途解約を行うべきでない」との考えを述べた。さらに「政府とも協力して新しい雇用促進策を打ち出したい」と語り、何らかの対応策を検討する意向を示した。

 来賓として出席した麻生太郎首相は「経済界も雇用の安定にご協力いただきたい」と改めて要請した。非正規従業員が解雇に伴い住居を失うことが社会問題化しているが、首相は「この年末、何より切実なのは住むところ。少なくとも(離職者が)そのまま社員寮などに住み続けることができるようにしていただきたい」と語った。【谷川貴史】

【関連ニュース】
経団連:御手洗会長、非正規削減「やむを得ない事情ある」
舛添厚労相:雇用の安定、確保を経団連に要請
自動車総連:賃上げ4千円以上要求 09年春闘方針案
09年春闘:経団連「雇用の安定に努力」 賃上げは消極的
冬のボーナス:大企業89万円に微減 6年ぶり前年下回る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000121-mai-bus_all