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2008年12月22日(月) 21時46分

<日銀総裁>資金供給拡充が軸 追加の金融緩和策毎日新聞

 日銀の白川方明総裁は22日、経団連会館で講演した。前週末に政策金利を年0.1%に引き下げたことについて「金利がここまで下がると、今後は企業の資金調達のしやすさをどのように高めるかが政策的に意味のある論点となる」と述べ、追加の金融緩和策は日銀の資金供給の拡充を軸に検討する考えを示した。政策金利がほぼゼロとなり、利下げが限界を迎えていることを踏まえ、今後の追加緩和策として株式や社債の買い取りが検討対象になることを示唆したとみられる。【斉藤望】

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