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2008年12月22日(月) 21時05分

<少年審判>被害者傍聴は4件で計7人毎日新聞

 最高裁は22日、少年審判の被害者傍聴制度が始まった15日から19日までに、被害者や遺族ら計7人が4件の審判を傍聴したと発表した。最高裁は「事件が特定される」として、傍聴があった家裁名は明らかにしていないが、4件は傷害や自動車運転過失致死などの事件だという。いずれの審判も被害者傍聴による混乱はなかった。

 少年事件の被害者や遺族が審判を傍聴できるのは、殺人や傷害致死、業務上過失致死傷など人を死傷させた事件。被害者側が傍聴を申し出れば、家裁が少年の付添人弁護士の意見を聴き、少年の心身の状態などを考慮して許可するか決める。【北村和巳】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000105-mai-soci