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2008年12月22日(月) 21時01分

トヨタ、営業赤字1500億円=最高益から一転、円高・販売不振響く時事通信

 トヨタ自動車は22日、2009年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を大幅に下方修正し、本業のもうけを示す営業損益が前期実績の2兆2703億円の黒字から1500億円の赤字に転落する見通しになったと発表した。営業赤字は公表データのある1941年3月期以来、初めて。米金融危機を発端とした世界的な販売不振や円高の進行により、08年3月期の過去最高益から一転、わずか1年で営業損益が2兆4000億円余り悪化する。
 売上高は前期比18.2%減の21兆5000億円(従来予想23兆円)、純利益は97.1%減の500億円(同5500億円)にそれぞれ減額。渡辺捷昭社長は会見で「激動とも言える環境変化は今後も続く。筋肉質で柔軟な体制に改善していかなくてはならない」と語った。 

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