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2008年12月22日(月) 20時56分

<民主党>2次補正で「給付金」分離を要求…山岡国対委員長毎日新聞

 民主党の山岡賢次国対委員長は22日、那覇市内で会見し、来年1月召集の通常国会に政府が提出する08年度第2次補正予算案について「国民生活にかかわるものは早く実現したい」と述べ、野党が反対する定額給付金を分離して提出するよう要求。分離に応じない場合は「1月6、7日の(野党の)代表質問にも応じない」との考えを示した。

 山岡氏は2次補正について「衆院で強行(採決)するなら参院では一切審議に応じない」と述べ、定額給付金の財源措置を含む予算関連法案の成立を阻止するため、参院で60日間の採決引き延ばしも辞さない考えを明らかにした。

 さらに、関連法案の衆院通過から60日後に与党が憲法の規定により「みなし否決」し、衆院で3分の2の再可決で成立させた場合は「重大な決意を持って望む」と述べ、参院で首相問責決議案提出も検討する考えを示した。

 一方、菅直人代表代行も東京都内で街頭演説し、「2次補正は肉まんじゅうやあんまんじゅうと、毒まんじゅうが一緒になっている。毒まんじゅうの切り離しを強く与党に迫っていく」と強調した。【野口武則】

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