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2008年12月22日(月) 00時39分

印テロ被害ホテルが営業再開 ムンバイ、警備強化中国新聞

 【ムンバイ21日共同】インド西部ムンバイの同時テロで標的にされ、日本人が犠牲になったトライデントホテルが二十一日、約一カ月ぶりに営業を再開した。標的となったもう一つのタージマハルホテルも同日夜に営業を再開。いずれのホテルでも被害を受けなかった棟の客室、レストラン、ブティックなどでの再開となった。

 トライデントホテルでは、自動小銃を持った警備員らを入り口付近に配置。利用客のセキュリティーチェックを強化するなどの対策を取った。

 PTI通信によると、トライデントホテルのケスワニ社長は「まだ深い悲しみがあるが、未来へ目を向ける時が来たと信じている」と述べた。

 インドのメディアによると、二つのホテルが修理を終えて完全に再開するまでには、あと半年以上はかかるという。

 テロは十一月二十六日夜に発生。実行犯は二つのホテルや国鉄の駅などで銃を乱射、ホテルでは人質を取って立てこもった。トライデントホテルで銃撃を受けて死亡した会社員津田尚志つだ・ひさしさん=当時(38)=ら外国人二十人以上を含む計百七十人以上が死亡、約三百人が負傷した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812210196.html