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2008年12月22日(月) 20時30分

<伊藤ハム>シアン化合物検出問題で社長らの処分発表毎日新聞

 伊藤ハムの東京工場(千葉県柏市)の地下水から基準値を超えるシアン化合物が検出された問題で、同社は22日、河西力社長の月額報酬を3カ月間、30%減とするなど、役員ら9人を降格、出勤停止、減俸・減給とする処分を発表した。また、伊藤研一会長は3カ月間、月額報酬30%を自主返上する。

 同社によると、処分はほかに、山田信一専務を取締役に、中川修東京工場長を生産事業本部付に、それぞれ降格など。同社は製品回収費用やイメージの悪化によるお歳暮の販売不振などから、営業損益を8億円の赤字とするなど09年3月期の業績予想を下方修正しており、今回の処分で経営責任を明確にした。来年1月にも工場生産を再開する方針を示している。

 問題を調査した外部有識者による委員会は今月5日、地下水中の金属除去に使う薬品の適切な温度管理を怠っていたことが原因の可能性が高いと発表している。【横山三加子】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000092-mai-soci