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2008年12月21日(日) 19時32分

<アフガン駐留米軍>来夏までに2〜3万人増派、倍増へ毎日新聞

 【ワシントン草野和彦】マレン米統合参謀本部議長は20日、アフガニスタンの首都カブールで記者会見し、遅くとも来年初夏までに2万〜3万の米軍をアフガンに増派することを明らかにした。駐留米軍は現在の3万1000人から最大で倍増の6万人規模になる。アフガンでのテロとの戦いを重視するオバマ次期政権の意向をくんだ方針表明とみられる。

 増派は年明けにも始まり、治安悪化が著しいアフガン東部や南部に展開する。最終的な増派の規模と時期について、マレン議長は「イラク駐留米軍と連動する」と語り、イラクからの段階的な米軍撤退に応じて、調整する方針を示した。

 アフガン駐留米軍のマキャナン司令官は以前から、2万人規模の増派を要請しており、今回の決定はそれに応えるもの。オバマ次期大統領もイラクからの段階的な早期撤退とアフガン増派を公約としている。

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