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2008年12月21日(日) 19時11分

米軍、最大3万人規模のアフガン増派を検討…来夏までに読売新聞

 【イスラマバード=佐藤昌宏】米軍のマイケル・マレン統合参謀本部議長は20日、アフガニスタンの首都カブールで記者会見し、2009年初夏までに、アフガン駐留米軍の最大3万人規模での増派を検討していることを明らかにした。

 実現すれば、現在、約3万1000人の駐留米軍は2倍の規模にふくれ上がる。

 マレン議長は、「正確な数字は未定だが(増派は)2〜3万人になる」と述べ、4個戦闘旅団(約1万4000人)、1個航空旅団(約3500人)などを内訳として挙げた。増派分の戦力は、アフガンの旧支配勢力タリバンの活動が活発な南部ヘルマンド、ウルズガン両州での掃討作戦などに振り向けられるという。

 ブッシュ現政権は、来年1月までに約5700人を増派することを決定済み。さらに、オバマ次期大統領は、2個戦闘旅団(約7000人)の増派方針を表明しているが、現場司令官は以前から2万人規模の大規模増派を要請していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081221-00000029-yom-int