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2008年12月21日(日) 16時58分

バレンタイン監督、来季限り=ロッテ、異例の形でシーズンへ−プロ野球時事通信

 プロ野球・ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が契約最終年の来季限りで退団することが21日、決まった。球団側が同日、再来年以降の契約を更新しないことを通告し、同監督も了承した。同監督は今オフ、外国人選手獲得をめぐって球団フロントと対立していた。来季のロッテは開幕前から監督の退任が決まった状況で異例のシーズンを迎えることになり、その影響も懸念される。
 球団側の方針について、同監督は「驚いたが、球団の最善になるのであれば賛成する」と従う考えを示した。今オフ、韓国の金東柱内野手の身分照会を球団の承諾を得ずに独断で行ったことも不信を招いたと認め、「(契約を更新しない)要因の一つになったと思う。ルール違反で謝罪したい」と語った。
 瀬戸山隆三球団社長は「これまでの貢献、功績には感謝している。球団を大改革して組織を活性化するには世代交代が必要」などと説明。次期監督については「青写真はない。人選はこれから」と語った。
 バレンタイン監督は1995年にロッテを指揮した後、大リーグのメッツで監督を務め、2004年にロッテへ復帰。データを重視して打順を細かく変更するなど「ボビー・マジック」とも言われる采配(さいはい)で05年にはチームを31年ぶりの日本一に導いた。人気も高く、通算6年で3度のAクラス(3位以上)をマークしている。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081221-00000034-jij-spo