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2008年12月21日(日) 16時28分

外務省所管ODA、3.2%減=重点化枠で積み増しへ−来年度予算原案時事通信

 2009年度予算の財務省原案で公表が見送られた政府開発援助(ODA)のうち、外務省所管分が21日、明らかになった。同日開かれた自民党の外交関係合同部会で同省が提示したもので、今年度当初予算比3.2%減の4268億円。また、外務省予算全体の原案内示額は3.3%減の6569億円となっている。
 ODAは他省庁分も合わせた総額を原案内示段階から例年公表している。財務省は今回、麻生太郎首相が配分する「重要課題推進枠」(重点化枠、3300億円)の決定までODA、文教費など主要費目の開示を見送っていた。
 外務省は重点化枠で技術協力事業40億円など計95億円のODA積み増しを要望。このほか同枠の要望事項にはパラオ、キルギスなど5大使館の新設、本省定員100人増などを盛り込んだ。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081221-00000032-jij-pol