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2008年12月21日(日) 17時04分

巡査に暴行、拳銃と手錠を奪った少年2人を逮捕…神奈川・南足柄スポーツ報知

 21日未明、神奈川県南足柄市の市道で、パトカーで暴走族の取り締まりをしていた県警松田署地域課の男性巡査(30)が暴走族のメンバーに、実弾5発が込められた拳銃と手錠を奪われた。巡査は首などに軽傷。

 同署は、強盗致傷と公務執行妨害容疑で、ペルー国籍の私立高校3年の男子生徒(17)=同県秦野市=と無職少年(16)=同=を逮捕。拳銃は使用されなかった。

 2人は逮捕時、抵抗せずに拳銃を差し出した。男子生徒は「拳銃や手錠を奪わないと反撃されると思った」と容疑を認めているという。

 調べでは、2人は同日午前2時15分ごろ、南足柄市内で暴走族の取り締まりをしていたパトカーにバイクをぶつけ逃走。取り押さえようとした巡査に暴行を加え、拳銃などを奪った疑い。同署は緊急配備し約15分後、近くの民家の生け垣に隠れていた2人を逮捕した。

 2人は仲間10数人とバイク7、8台で暴走。パトカーには巡査と巡査長(34)が乗っていた。

 同署の大越紳二副署長は「拳銃を奪われた事実を極めて重く受け止めている。再発防止に万全を期したい」とコメントした。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081221-OHT1T00226.htm