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2008年12月21日(日) 16時56分

イラク派遣隊員27人が帰還スポーツ報知

 イラクでの空輸活動を終えた航空自衛隊派遣部隊27人を乗せたC130輸送機二機が21日、所属先の空自小牧基地(愛知県)に帰還した。19日に一機目が戻ったのに続いての帰還。

 派遣されたC130は全部で3機。うち1機は活動拠点のクウェートを離陸後に故障が見つかり、乗組隊員は国外で代替のC130に乗り換えてこの日、予定より1日遅れで帰還した。一部の残務処理要員を除いた残りの派遣隊員約100人は23日までに政府専用機で戻る予定。

 帰還した部隊飛行隊長の加藤治3等空佐は基地内で記者会見し「最後まで犠牲者が出ずに安堵(あんど)した。夏の暑さが最も厳しかった」と振り返った。

 空自部隊は2004年3月から活動を始め、今年11月に撤収命令が出た。名古屋高裁は4月にバグダッドへの空輸活動を違憲と判断したが、政府は活動を継続していた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081221-OHT1T00243.htm