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2008年12月21日(日) 20時53分

医療、公共事業など追加措置を=09年度予算で自公政調会長が要請時事通信

 自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長は21日、財務省を訪れ、2009年度予算編成で焦点となっている3300億円の重要課題推進枠(重点化枠)に関して、社会保障や公共事業、農林水産関係に重点的に配分するよう中川昭一財務・金融相に求めた。重点化枠は麻生太郎首相が財務相と協議して配分を決め、22日に各省庁に内示。政府は24日に予算案を閣議決定する。
 重点化枠をめぐっては、保利氏が食料自給率向上を目指した水田の有効活用策への予算追加を強く要望。一方、山口氏は医師不足対策や非正規労働者の再就職支援、防災対策など公共事業関係を求めた。中川財務相は「要望は承った」と述べた。
 20日に内示された財務省原案では、重点化枠のほか各省庁間の調整財源200億円の計3500億円の配分が残されている。政府関係者は各省庁の要望総額は「(重点化枠の)倍以上」としている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081221-00000067-jij-pol