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2008年12月21日(日) 20時51分

「2015年に消費税10%、段階的に」と与謝野経財相読売新聞

 与謝野経済財政相は21日に出演した民放番組で、「2011年から15年までの間に税制の抜本改革をやっていく。(15年の)消費税率は8・5%から10%。そこまでいかないと、今の年金・医療・介護は続けられない」と語り、消費税率を段階的に引き上げていく考えを示した。

 その上で、消費税率引き上げによる増収分は「年金・医療・介護・子育てなどに使う。(国民に)全部お返しする」と述べた。引き上げの手順について、「11年に(一挙に)5%上げるのは経済に対するショックが大きい。(毎年)1%ずつ上げるとか、2%上げた後に3%上げるとか、いろいろな説がある」と語った。

 ただ、15年までに消費税率を10%まで引き上げたとしても財政は苦しいと指摘し、25年を見据えて「社会保障をどうするか、もう一度考えないといけない」と、さらなる増税が必要になるとの認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081221-00000037-yom-pol