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2008年12月20日(土) 17時00分

キアヌ東奔西走…「地球が静止する日」なるか集客UP夕刊フジ

 正月の洋画の目玉は、SF大作「地球が静止する日」だ。主演の米俳優、キアヌ・リーブス(44)が来日キャンペーンに奔走している。

 19日には大阪府庁の正面玄関で橋下徹府知事と会談。橋下知事から「映画ではいろいろ壊すらしいが、霞が関も壊して」とリクエストを受け、「知事には好印象を受けた。大阪は夜景がスバラシイ」とリップサービスまでしてみせた。

 全米では12日に封切られ、公開3日間で興行収入3100万ドル(27億9000万円)。海外分を含めると7000万ドル(同63億円)で、8000万ドル(同72億円)と言われる製作費回収は楽々クリア。どこまで儲けを伸ばせるかは日本の成績次第だが、映画評論家たちは軒並み渋い顔だ。

 「内容を伝えたくても試写が1回しか行われなくて、見られなかった人も多い」(ベテラン映画評論家)。

 どういうことか。

 「米本社からプリントが届かなかった。字幕を入れる作業にも手間取った」と配給会社関係者は打ち明ける。さらに今は海賊版防止のためプリント流通段階での監視が厳しく、手続きに時間がかかりがちなのも響いた。

 キアヌ来日効果で客を呼び込めるか−。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000017-ykf-ent