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2008年12月20日(土) 17時00分

スター軍団マンUと堅守速攻のキトが激突…クラブW杯夕刊フジ

 サッカーのトヨタクラブW杯最終日は21日、横浜国際総合競技場で行われる。決勝は欧州覇者のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と南米王者のリガ・デ・キト(エクアドル)が対戦する。アジア代表のG大阪は、3位決定戦で北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)と顔を合わせる。

 タレントをそろえるマンチェスターUか、堅守速攻のキトか。欧州と南米のクラブが激突する決勝は、見応えのあるハイレベルな試合が期待できそうだ。

 個々の能力ではマンチェスターUが上回る。看板FWのCロナウドやルーニーはG大阪戦でもゴールを挙げ、期待通りのパフォーマンスを見せた。次の試合でもCロナウドのドリブル突破やFKは必見。大舞台での強さを日本でも存分に発揮してくれるだろう。

 1試合を消化したことで、決勝での運動量はさらに増えるはずだ。準決勝では持ち前の激しいプレスが緩む場面も目立ったが、決勝は90分通して守備面の集中力が要求される。ファーガソン監督も「守備への戻りが遅いのは修正点」と話しており、先制を許せば欧州王者と言えども苦境に立たされる。

 キトは、MFボラニョスの突破力が光る。南米らしいパスワークよりも、手数をかけないカウンターでビエレルやマンソに球を集めてチャンスをうかがう。守勢でも少ない好機を生かす力を秘めている。

 準決勝のパチューカ戦では66%のボール支配率を許しながら、守備ラインが慌てるシーンは少なかった。Cロナウドらのスピードに乗った攻撃を抑えられれば、南米勢として2大会ぶりのクラブ世界一の座は引き寄せられそうだ。

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リガ・デ・キト、南米王者の実力まざまざ

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