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2008年12月20日(土) 00時21分

原油相場安定で連携強化=産消国閣僚会合時事通信

 【ロンドン19日時事】原油生産国と消費国による閣僚会合が19日、当地で行われ、原油相場の安定化に向け連携を強化することで一致した。同日夕(日本時間20日未明)、エド・ミリバンド英エネルギー・気候変動相が議長総括を発表し閉幕する。
 ブラウン英首相は冒頭あいさつで、「乱高下する原油価格は世界のあらゆる国に悪影響を与える」と強調。油価安定が緊急の課題との認識を示し、産消国による「新たな協力関係」構築を訴えた。
 会合では、不安定な動きを続ける原油相場が実体経済に与える影響などについて意見交換。相場安定での協力促進を合意したほか、市場透明性向上の必要性などでも認識を共有した。
 会合には生産国側からサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相をはじめ、石油輸出国機構(OPEC)のエネルギー担当相ら、消費国側から二階俊博経済産業相など38カ国の閣僚らが参加した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000001-jij-int