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2008年12月20日(土) 15時43分

ミナミに「浮かぶはらっぱ」開通産経新聞

 大阪・ミナミの道頓堀川に架かる「浮庭(うきにわ)橋」が20日開通した。歩行者専用の橋で、橋上には珍しい芝生のスペースを設置。イベントの開催やオープンカフェの営業も計画されており、水都・大阪の新たなランドマークとして注目を浴びそうだ。

 長さ76.3メートル、幅4〜6.2メートル。大阪市西区南堀江と浪速区湊町を結び、「浮かぶはらっぱ」をコンセプトに設計。両岸のタワーからワイヤでつる構造になっている。憩いの空間になるよう300平方メートルの芝生のスペースが設けられている。

 北側はカフェやブティックが並び若者が集まり、南側には複合施設「湊町リバープレイス」やJR難波駅がある。両岸を結ぶことで回遊性の向上が期待されている。地元商店主らで結成する「堀江立花通ユニオン」の北村常明会長(61)は「新しい橋に付加価値を付けることができるよう、活用方法を考えていきたい」と話している。

 この日は午後1時から開通のセレモニーが行われ、大阪市の平松邦夫市長らが橋名板を披露。道頓堀の看板人形「くいだおれ太郎」や堀江地区のイメージキャラクター「ホーリー」も駆けつけ新しい橋の開通を盛り上げた。

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