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2008年12月20日(土) 15時00分

<感染症>一斉に「学級閉鎖」連絡 システム導入校増える毎日新聞

 新型インフルエンザなど感染症が大流行した時に、電話・電子メール・ファクスで学校閉鎖を一斉送信できるNTTデータの緊急連絡システムを導入する学校が増えている。同社によると、11月以後、7校が新たに使い始め、大阪女学院中学高校(大阪市)は「従来の電話連絡網より確実」と来月からの導入を決めた。流行が長引いた場合、生徒に宿題を伝える手段としても使うという。

 このシステムは「子ども安全連絡網」と呼ばれ、06年に開発された。メールやファクスなど複数の連絡先を登録しておき、不審者情報や突然の休校を各家庭に一斉連絡する。基本料金は1家庭あたり年630円。電話の場合でもパソコンから入力した文字が自動的に音声に変換され相手にかかるため、教員の負担は少ない。【岡礼子】

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