拡張型心筋症の１歳女児が死亡…渡米しての移植手術間に合わず（スポーツ報知）

2008年12月20日(土) 11時55分

　拡張型心筋症で東京慈恵会医科大病院に入院していた竹内彩ちゃん（１）＝埼玉県川口市＝が、２０日、死亡した。死因は不明。彩ちゃんが米国で心臓手術を受けられるよう募金活動をしていた「あやちゃんを救う会」（埼玉県栗橋町）が明らかにした。

　救う会は「年明けにも渡米が可能だったのに非常に残念」とした上で募金活動を停止、これまでに集まった約５３００万円は、「同じような病気で苦しんでいる方のために寄付したい」としている。

　彩ちゃんは８月に発病、１１月中旬に心臓が一時停止したほど機能が低下したが、徐々に回復し、最近の容体は安定していたという。米・スタンフォード大病院に移植手術の内諾を得ており、手術費用などで１億２０００万円が必要として、同会が募金活動をしていた。