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2008年12月20日(土) 23時40分

アソーさんちは火の車!税収など家計に例えると読売新聞

 20日に内示された2009年度予算の財務省原案の1兆円を10万円に置き換えて家計の年収に例えてみた。「日本政府株式会社」で働くアソーさんの暮らしぶりは果たして……。

 アソーさんの年収(税収)は461万円。景気後退の影響で今年から75万円もカット(税収減)されたことが響き、家計は火の車だ。

 住宅ローンの元利返済(国債費)や田舎への仕送り(地方交付税)だけで、年収の8割にあたる360万円余りが消えてしまう。

 しかし、医療費など(社会保障費)は30万円も増え、妻におねだりされたリフォーム代(公共事業)の出費もばかにならない。生活費(一般歳出)は過去最高の517万円に膨らんでしまった。

 そこで妻のヘソクリ(埋蔵金)も取り崩して90万円余りを確保したが、それでも全く足りず、結局、カードローン(新規国債発行)で333万円も借りてしまった。

 積もり積もったローン残高は5800万円にも膨れ上がり、完済のメドは全く立たない。(小川直樹)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000068-yom-bus_all