記事登録
2008年12月20日(土) 22時53分

<パレスチナ>イスラエル軍の空爆で1人死亡 ガザ地区毎日新聞

 【エルサレム前田英司】イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザ地区北部のベイトラヒヤを空爆し、パレスチナ武装勢力のメンバー1人を殺害した。イスラエル放送が伝えた。19日のガザ停戦終了後、死者が出たのは初めて。空爆の前にガザからロケット弾4発がイスラエル領内に撃ち込まれており、その報復とみられる。

 死亡したのは、穏健派ファタハ系の武装集団「アルアクサ殉教者団」の一員。イスラエル側にロケット弾による被害はないという。

 イスラエルはロケット弾攻撃への「制裁」としてガザ境界の封鎖を強めており、外国報道機関のガザ入りも「治安」を理由にたびたび認めない状態が続いている。武装勢力が封鎖解除を要求してロケット弾攻撃を激化させれば報復合戦になるのは必至で、緊張状態が続いている。

【関連ニュース】
パレスチナ:ハマス「停戦延長せず」イスラエルに宣言
ベツレヘム:キリスト生誕地、今年の観光客が百万人突破
イスラエル:西岸約7%併合提案 パレスチナは拒否
パレスチナ:アッバス議長の任期切れめぐり内政が混迷
ブッシュ米大統領:中東政策で総括 「イラン核など課題」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000103-mai-int