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2008年12月20日(土) 08時02分

雇用で政府反撃 首相、ハローワーク視察産経新聞

 民主党など野党が政府の雇用対策を「無策」と批判していることを受け、麻生太郎首相や閣僚は19日、一斉反撃を試みた。

 首相は午前中に東京・渋谷のハローワークを視察。「思いつく限りのことはしている」と述べ、雇用対策に精力的に取り組む姿勢をアピールした。職探し中の青年に「何かありませんかではなく、しっかり目的意識を持つように」とアドバイスする場面もあった。

 また、河村建夫官房長官は午後の記者会見にパネルを持ち込み、政府の経済対策が75兆円に上ることを説明。「雇用対策は年内にできるものからやっている」と述べた上で、野党が雇用関連4法案を参院で強行採決したことを批判した。

 一方、舛添要一厚生労働相は「雇用調整助成金」制度の拡充など追加対策を発表。鳩山邦夫総務相も地方自治体の雇用対策を特別交付税で支援する方針を表明し、「(野党は)われわれがやっていることを後から法律にし、みっともない姿を示している」と述べた。

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