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2008年12月20日(土) 21時18分

<09年度予算>「景気下支え」財界首脳は評価毎日新聞

 09年度予算の財務省原案について、日本経団連の御手洗冨士夫会長は20日、「景気を下支えする観点から、雇用・中小企業対策、金融市場の安定化、地域経済の活性化などの緊急課題に配慮している」と評価するコメントを発表した。

 日本商工会議所の岡村正会頭も「経済危機に直面している現在、新規国債発行額が30兆円を上回るのはやむを得ない」と指摘。「緊急事態に備えて予備費を計上し、中小企業対策予算も増額となった」と評価し、第2次補正予算案の早期成立も求めた。

 一方、経済同友会の桜井正光代表幹事は「歳出拡大などはあくまでも緊急的措置で、財政規律が大きく緩むことはあってはならない」と、景気回復後を見据えて歳出・歳入一体改革の検討を急ぐよう要望した。【谷川貴史】

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