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2008年12月20日(土) 20時22分

2018・22年のサッカーW杯、開催地は10年に一括選出読売新聞

 国際サッカー連盟(FIFA)は20日、都内で理事会を開き、今後のワールドカップ(W杯)について、2018年、22年大会の開催国を一括して10年12月に選出することを決めた。

 開催準備に十分な期間をとるのが理由。立候補はどちらか一方、または両大会に対して可能だが、前2大会を開く地域は候補から除かれるため、10年南アフリカ大会を開くアフリカ、14年ブラジル大会を開く南米は18年大会の開催国に立候補できない。18年大会には日本も招致に関心を示しているが、FIFA理事で日本サッカー協会の小倉純二副会長は「16年東京五輪招致の結果が出てから検討する」と述べた。18年大会を招致したい意向を表明済みなのは、イングランド、スペイン、豪州、中国など。

 また、10年にシンガポールで第1回夏季大会が行われるユース五輪は15歳以下(U−15)代表が参加することとした。既にU−17W杯があるため、その下の年代の大会とする。

 国際的な金融危機に関して、FIFAのブラッター会長は、FIFA自体の財務状況は「非常に安定している」と楽観視する一方、各国リーグのクラブ運営に対しては「まず影響を受けるのがクラブ。世界中で連帯する必要がある」と危機感を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000056-yom-socc