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2008年12月20日(土) 20時03分

<西武>IH廃部も初の公式戦飾る…観客が存続求め署名活動毎日新聞

 アイスホッケー「西武プリンスラビッツ」は20日、札幌市豊平区の月寒体育館で廃部決定後、初の公式戦に臨み、王子イーグルスを3−0で破った。通常を上回る2336人の観客が訪れ存続を求める署名活動が行われたほか、他のチームのファンからも「アイスホッケーの灯を消すな」との声が上がった。

 西武の選手25人中、道内出身が22人を占める。私設応援団の大西弘樹さん(38)=豊平区=は「しっかりした受け入れ先をつくらないと、日本のホッケー全体の実力低下になる」。日本製紙クレインズのサポーター代表、寺山博道さん(36)は「連携して支援したい」と話した。

 西武の若林クリス監督は「いい試合をして魅力をアピールしたい」。小山内幹雄オーナー代行は「チームをそのまま受け入れてくれるスポンサーを探したい」と語った。【内藤陽】

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